2010/03/18

Eiger

先日、赤城でマイナス8度、風速20メーターを体験して来た鈴木です(笑)こんな中でワカサギを釣っているのは正直、一般常識的には阿呆と呼ばれても仕方ありません。そんな鈴木ですが、アウトドアのウェアーと道具はもっぱらmontbell製品を愛用しております。

昔はTHE NORTH FACEやpatagonia辺りを着ていましたが、最近はアウトドアよりタウン着よりになってきている気がして触手が伸びません。。。

montbellが好きなのは、安くて、ものが堅実と言う点もあるのですが、創業者の辰野 勇と言う男が単純に面白いから好きなんです。見た目は普通のおじさんなんですが、凄い事を沢山やっていまして、黒部峡谷源流より河口までカヤックで下ってみたり!10メートルはある滝壺にカヌーで落ちて行くみたいな(笑)。

とにかく冒険家のやる事はおかしいんですが、辰野さんが21歳、1969年、私の産まれた年にスイスにあるアイガー北壁の登頂に成功しています。



アイガー北壁とは、高さ1800mに及ぶ垂直の岩壁で、1938年にアンデレル・ヘックマイヤー、ルートヴィヒ・フェルク(ドイツ人隊)ハインリッヒ・ハラー 、フリッツ・カスパレク(オーストリア人隊)がアイガー北壁初登頂。両隊は登頂開始時は別々のパーティだったが、後から登頂に挑んだドイツ人隊がオーストリア隊に追いついた時点で同一パーティを組み、初登頂に成功した。しかし、その快挙とは裏腹に数えきれない遭難の悲劇が繰り返されて来た、中でも、1936年、ドイツのアンドレアス・ヒンターシュトイサーとトニー・クルツ、オーストリアのエディー・ライナーとヴィリー・アンゲラーの遭難は、史上まれに見る壮絶な事故だった。

辰野さんは初登頂から30年後、60パーティ目の登頂となったが、その間60人のクライマーが命を落としていると言う、登るか死ぬか2/1の確率・・・登山家とは、つくづくおかしな生き物だと改めて自覚したらしい。

そんな壮絶な事故が、ドイツで映画化され今月3月に上映される。montbellフリークとしては来週観て来ようと思う。